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横浜駅西口の横浜国際フード製菓専門学校で2月2日と3日、洋菓子や和菓子、パンの商品開発プレゼンテーションが行われた。授業の一環で、洋菓子会社など外部から招いた審査員に卒業を控える学生たちが自ら考案した一品を提案した。
洋菓子は「ナッツとスパイスを使用した秋、冬商品」という共通の開発テーマをもとに、洋菓子専攻の60人の学生が、3〜5人のグループに分かれてオリジナルの商品を開発。当日は提案するケーキを審査員が食す前でコンセプトや素材、売価、原価などについて学生たちが説明した。
最初に登壇したグループは「マロンショコラ」という商品名で、旬の栗とゆずを使ったチョコレートのムースケーキを提案。第一部で審査員を務めた(株)横尾商事(プチ・フルール)の横尾典克常務取締役は「とてもおいしい」と評価する一方で、「栗とゆず、どっちを食べさせたいのかわからない」など厳しい指摘もあった。
他のグループでは高い原価率について「人件費や配送費などを考慮すると原価を抑える工夫が必要」などプロ目線の様々な指摘が飛んでいた。