根岸森林公園 ラジオ体操会が38年に 住民の健康増進に一役

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社会
距離をとって体操する様子(参加者の提供)
主宰者の高橋さん

雨の日も風の日も、NHKラジオの放送にあわせて毎朝6時30分から根岸森林公園でラジオ体操。コロナ禍も変わらない、そんな日常が38年にわたり続く。

主宰するのは同公園近くに住む高橋雅美さん(72)。父の故・甲子雄さんが定年後に夫婦で始めた。11年前に雅美さんが引き継いだ。

朝5時45分ごろから歌をうたいストレッチ。その後、持ち込んだラジオにあわせてに「みんなの体操」「ラジオ体操第1」「第2」と続く。

参加者は70、80代を中心に30人程度。山元町や仲尾台など公園近隣の住民が中心で、中には磯子からバスで来る人も。小学校の夏休み期間には、子どもと保護者らも一緒になって100人超の規模になることもある。

緩やかなつながり継続の秘訣

1級ラジオ体操指導士の認定を持つ高橋さんは、継続の秘訣を「私が『ラジオ体操』が好きということですかね」と笑う。毎朝の談笑が楽しみの人も多いようだ。

「お誕生日の方がいれば、皆さんでお祝いします」と高橋さん。参加者の名簿などは作成せず、参加したい人が参加するという緩やかなスタンスも長続きの要因となっている。

5年ほど前から参加する江口勉さん(77)=本郷町=は「毎朝やっているのを見ていて自然と参加するようになった」と振り返る。「朝5時にパッと起きてラジオ体操に行く。気合いが入るんですよね」と話した。

「いつでもウエルカムです」。高橋さんたちは明日も公園に集う。

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