横浜シネマジャック&ベティ 30周年記念し祝賀会 梶原支配人「コロナにめげず」

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同じミニシアター、横浜シネマリンの八幡温子支配人から花束を受け取る梶原支配人(右)

横浜を代表するミニシアター、横浜シネマ・ジャック&ベティ=中区若葉町3の51=が昨年12月21日に開館30周年を迎えた。それを記念し、当日、関係者による祝賀会が同館で行われた。

同館は、複数のスクリーンを持つ複合型映画館であるシネコンの登場など、映画館業界の様々な変化により2005年に一度閉館。その後、07年に現在の梶原俊幸支配人らが経営を引き継ぎ現在に至る。

同館は、コロナ禍の影響で休館を余儀なくされた時期もあった。梶原支配人はあいさつの中で「めげそうな時もありました。けれども多くの方々の支援をいただきなんとか続けてこれた」と話した。

当日は、ヨコハマ映画祭実行委員長の北見秋満さんをはじめ1月29日から本公開となる同館30周年記念映画『誰かの花』の奥田裕介監督らが登壇。また、『私立探偵濱マイクシリーズ』で知られる林海象監督と『ヨコハマメリー』の中村高寛監督がオンラインで参加し、梶原支配人に祝辞を贈った。その他にも、全国のミニシアター関係者などから寄せられた祝辞も紹介された。

梶原支配人は「近年、煽りや強烈な提示などが広がり、曖昧なことへの許容力が感じられなくなってきている」と指摘し、多様な世界に触れるミニシアターの重要性を語っていた。

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