Y.S.C.C.横浜 最終節で有終の白星 クラブ史上最高順位更新

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藤枝戦で2得点をあげた土館(左)©Y.S.C.C.

ニッパツ三ツ沢球技場=三ツ沢西町=をホームにサッカーJ3リーグを戦うYSCC横浜は、昨年12月5日のシーズン最終節で藤枝MYFCとのアウェー戦に3対0で勝利。クラブ史上最高順位となる8位でシーズンを終えた。

上位陣の岩手、熊本、福島に3連敗して迎えた第30節の藤枝戦。前半5分にペナルティーエリア前で獲得したフリーキックを、主将のMF土館賢人が直接決めて先制。10分後には相手陣内でボールを支配し、パスを受けた土館がゴール前約20m地点から2点目となるミドルシュートを突き刺した。

2対0で迎えた後半戦19分には、MF柳雄太郎が相手ゴール前でボールを奪い、だめ押しとなる3点目を冷静に蹴り込んだ。終盤に攻め込まれる時間もあったが、GK石井僚のセーブなどで完封勝利をつかんだ。

試合後の土館は「勝って終わりたいという中で、気持ちが前面に出た良い試合だった」と振り返り、シュタルフ悠紀監督は「ゴールシーンが多く、シーズンを締めくくるのにふさわしい見応えのあるゲームができた」とコメント。「本当に選手たちがよく頑張ってくれた」とねぎらった。

2020年シーズンは18チーム中17位に沈んだYSCC。15チームが参戦した今季は、「1桁順位」を目標に掲げた。

シーズン前半戦を4勝4分6敗の10位で折り返すと、後半戦では勝ち点を重ねてJ3リーグに参戦した14年以降クラブ史上最高の8位をマーク。勝敗でも11勝7分10敗と勝ち越しに成功するなど躍進を見せた。

指揮官退任で新体制へ

一方で、19年から指揮を執ったシュタルフ監督は今季限りでの退任を表明した。

YSCCのユースでもプレーし、就任時には34歳7カ月のJリーグ歴代最年少監督としても話題を集めた。シュタルフ監督は「このクラブで監督としてのキャリアをスタートできたこと、スタッフや選手たちと共に戦えたこと、そしてこのチームの一員であれたことは私の誇りであり一生の宝物」と3年間舵をとったチームへの感謝を述べた。

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