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関内・吉田町通りの入り口にあるビルに、巨大壁画が出現した。
手がけたのは横浜市出身の壁画家・KensukeTakahashiさん=今号人物風土記で紹介。市内の回遊アートイベント「ミナトノアート」の期間中(11月20日〜28日)にあわせて、公開制作を実施。毎日朝から日没まで約11日間かけて、高さ約14メートル、横幅約10メートルの壁画を完成させた。
今回壁画が描かれたのは、吉田町名店街会の吉田和正理事長が代表を務める永興企業(株)所有のビルの一面。迫力ある恐竜の絵に思わず足を止め、スマホで撮影する歩行者の姿が見られた。
昨年、今回と反対側(都橋側)の入り口にあるビルに新たに完成した街の看板壁画も、Kensukeさんが制作した。通りにある店舗「梅や」の山下大輔専務と知り合いだった縁で、吉田町名店街会が依頼。「吉田町名店街会」「Bars`Street」「ノラねこ通り」の名称と大人な街をイメージした壁画は、街のシンボルになっている。
吉田理事長は「アートの街・吉田町ならではの新たな取組として、街の賑わいにつなげていきたい。既に商店街会員の中から『うちの壁にも描いて欲しい』という声もあがっている」と話し、今後の広まりに期待した。