伊勢山皇大神宮 シドモア桜を植樹 創建150年の記念に

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タウンニュース
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「シドモア桜の会 横浜」のメンバーによる水やりも

伊勢山皇大神宮創建150年の「奉祝記念植樹」の一環として10月22日、横浜にゆかりのあるシドモア桜の苗木が境内に植えられた。同事業最後の1本となった。

シドモア桜は、日米友好の証として知られる米国ワシントンのポトマック河畔に植えられている桜の木。ポトマック河畔の桜は、1912年に横浜港から米国に贈られたもので、その実現に尽力したのが米国人のエリザ・シドモアだった。里帰りした桜はシドモアの眠る横浜山手外国人墓地に植樹され「シドモア桜」と呼ばれている。

横浜総鎮守として知られる同神宮は昨年5月に創建150年を迎え、同神宮が桜の名所であることから、記念事業の一つとして近隣に桜(ソメイヨシノ)の苗木の植樹を実施。今回が4カ所目。

当日は、阿久津裕司宮司をはじめ神宮の奉賛会メンバーら約25人が参列。本殿の神事の後に、高さ6mの常夜灯「照四海」の前に植えられたシドモア桜の苗木にくわ入れや水やりが行われた。

奉賛会のメンバーは「伊勢山には桜の老木が多くなった。桜の名所である伊勢山を次世代にきちんと引き継ぎたい」と話していた。

今回のほかに記念植樹が行われたのは野毛山公園(昨年3月)、象の鼻パーク(同10月)、本町小学校(同11月)。

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