児童虐待防止推進月間 中区が子ども向け動画

更新日:

タウンニュース
社会
啓発動画の一部
動画はこちらから

11月の児童虐待防止推進月間に合わせ中区役所は、子どもの目線に合わせた啓発動画を市内で初めて作成した。子ども自身が早期にSOSを発信し、相談することができるよう作成されたもので、動画配信サイト「YouTube」で公開されている。

子ども自身の気づきに

「キャッピーからのおしらせ」と題した約2分間の動画には、横浜市の子ども虐待防止のキャラクター「キャッピー」が登場。SNSのメッセージをやりとりしながらストーリーを展開。「たたかれたり」「ひどいこといわれたり」「ごはんをたべさせてくれなかったり」「からだをさわられたり」など虐待にあたる場面をイラストでわかりやすく説明することで、子どもが自身に起きている問題に気付いてもらう狙いがある。

また、SNSアプリLINEで「かながわ子ども家庭110番」と検索することや「よこはま子ども虐待ホットライン」(【フリーダイヤル】0120・805・240)を動画内で紹介することで、相談先を知り、行動につなげる映像にした。この動画は、区内小中学校の児童生徒に向けて、スマートフォン風のデザインにした啓発カードを配布し、周知を行う。

横浜市の2020年度の児童虐待に関する通告・相談件数は、「社会的な関心の高まり」などで1万2554件で過去最多となっている。

このニュースをタウンニュースで見る
SHARE