タウン記者がゆく 野毛大道芸は屋内だっておもしろい! ソーシャルディスタンスでゆっくり観覧

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最後に出演者揃ってハイチーズ!写真タイムがあるのは劇場型ならでは(撮影:森直実※掲載写真全て)
油井ジョージワンマンバンド
空転軌道
三雲いおり
めりこ
くるくるシルク

横浜の一大イベントである「野毛大道芸」。子ども頃は親に連れられて、今は我が子を連れて…毎年楽しみにしてきたイベントだが、昨年はコロナの影響で中止に。今年に入ってからも市内の主だったイベントが軒並み中止になる中、大道芸も…と思いきや、そこはさすが野毛!「密になりやすい路上がだめなら、ソーシャルディスタンスを保った客席スタイルでやろう」と街の人たちが奮闘し、横浜にぎわい座を全館貸切って、9月18日と19日で開催されることが決定している。

そのプレイベント「野毛大道芸2021in横浜にぎわい座vol.2」にご招待いただき、観覧してきた。

徹底した感染症対策

6月20日に行われたプレイベントの出演者はMCの「三雲いおり」、ジャグリング・ダンス「くるくるシルク」、一人同時演奏芸「油井ジョージワンマンバンド」、ハンドベル・ジャグリング「空転軌道」、ポールダンス「めりこ」の5組。芸人たちは皆事前にPCR検査を受けており、会場は入り口から消毒、検温と感染症対策を徹底。客席も定員の半数以下に制限されている。前後左右に人が重ならないような座席配置で、一緒に行った相方とも席を一つ空けて座った。周りに人の気配がないので、これは芸を見るのに集中できてとても良い。

初めてじっくり見た

毎年野毛大道芸に行っているのだが、実はちゃんと芸を見たことがない。というのも、子どもがあちこち動くので、どうしてもじっくり観覧するのが難しいのだ。また、エリア内の各所で様々なパフォーマンスが行われているので、つい欲張って色々と見ようとすると「ちょい見」になってしまう。もちろん野毛なので、飲み食いもする。とにかく忙しい!(笑)

今回の出演者の中には「野毛大道芸でおなじみ」の芸人さんもいたが、改めて最初から最後までじっくりパフォーマンスを見てみると、その”すご技″やアドリブ満載の巧みな話術にどんどん引き込まれる。「大道芸っておもしろい!!」

観覧者は皆マスクをしていて笑い声はあまり届かないので、「楽しい」「すごい」と思った時には、一生懸命拍手を送った。

着席ならではの良さがある

もちろん、飲み食いしながらお祭りの雰囲気の中楽しめるいつもの大道芸が一番だが、着席ならではの良さも十分に感じられた。むしろ”屋内の野毛大道芸″は今しかできない体験だ。数年後に「あの時やった大道芸も面白かったよね」と振り返る日が来るはずだ。秋の本開催では、出演者も20組ほどを予定し、一部路上でのパフォーマンスも企画しているとのことなので、開催を楽しみに待ちたい。

野毛大道芸の公式HPでは、1月に行われたプレ第1弾の動画が閲覧できる。https://www.youtube.com/watch?v=dvv6zASsi5U

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