横浜市内ファミマ33店舗 シトラスリボン運動に協力 コロナ禍の差別防止に

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タウンニュース
社会
同リボン運動を広げる同団体の青木代表(右)と協力するファミマ社員
レジ前に置かれているシトラスリボン

リボンを身に付け新型コロナウイルス感染症による差別や偏見をなくそうと呼びかけるシトラスリボン運動。西区、中区、磯子区内にあるコンビニエンスストア・ファミリーマート33店舗が現在、同運動に賛同しスタッフが同リボンを身につけ、店頭でも配布することで協力している。

シトラスリボンは、愛媛県から始まった取り組みでリボンの3つの輪には、学校・家庭・地域の結びつきを深める意味が込められている。

エリア責任者が共感

呼びかけたのは、滝頭小学校=磯子区=の学校関係者らが中心となり活動する「シトラスリボンfrom横浜」。

このリボンを地域に広げようと同団体が呼びかけを行うなかで今年3月、磯子区内のファミリマートにも依頼。この店舗を含め、横浜中央エリアを担当する同社の田中紳也さんが「妻が医療従事者として、コロナ過で闘っている。差別や偏見を身近で感じるなかでシトラスリボンの運動は大切なことだと思った」と取り組みに共感し社内で調整。西区、中区、磯子区の3エリアのなかで33店舗の協力に繋がった。

レジ前で千個以上

協力している33店舗では、レジの前に紹介文とともに同リボンが置かれており、自由に持ち帰ることができる。3月〜5月にかけて千個以上配布した。この運動に協力ししているファミリマート本牧大里町店店長・竹野亮さんは「シトラスリボンの話を聞き、大切な取り組みだと思った」と話し「コロナ禍に入ってから『地域の冷蔵庫』として多くの方々に利用いただいているので、この取り組みも更に発信できれば」と話す。

同団体の代表・青木美佳さんは「地域に身近なコンビニに協力いただけるのはとても心強い。これからもシトラスリボンを広めていきたい」と意気込みを話した。

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