特集

横浜橋通商店街 ぶらり商店街

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観光スポットだけじゃない横浜の魅力をお伝えする特集「丸りおなのぶらり商店街」。毎回ナビゲーターのわたくし、丸りおながマイルートを使って”ぶらり”と散策しながら商店街や街の魅力をお伝えします!
今回は、横浜屈指の規模で地元の方から観光客の方まで幅広く人気を集める横浜橋通商店街へお出かけします。どんなモノやお店に出会えるのか楽しみです!

今回は横浜市営バスで最寄りの三吉橋バス停までやってきました。

 

 

さっそくマイルートで現在地を確認!

 

 

<散策のお供にはやっぱりマイルートのアプリ!>

目的の横浜橋通商店街は歩いてすぐの場所にありました。

 

 

<到着~!>

前回“ぶらり”したときも本当にたくさんのお店があってびっくりしたけれど、改めて眺めてみるとやっぱり広くて、一直線に長~い商店街ですね。

 

 

横浜橋通商店街は横浜の三大商店街の一つに数えられ、テレビなどでも時折紹介される人気スポットなんですよ。

入口から目を凝らしても商店街の出口がはっきりとは分からないほどの規模で、その長さはなんと約350メートル!さらに天井には全面アーケードが設置されているから雨の日のお買物でも安心ですね。

 

 

たくさんの横断幕やのぼりのほか、お店の2階部分につけられた看板などが等間隔で並ぶ様子は見ていて気持ちがいい!そして、故桂歌丸師匠の地元の商店街としても有名ですね!

 

 

<永久名誉顧問として今も商店街を見守り続けています>

それでは早速お店を巡ってみようかな!お惣菜のお店をいろいろ見て回りながら商店街の端から端まで行ってみたいと思います。

まず最初にやってきたのは「さがみや」という総菜屋さん。

 

 

<かわいらしいお店!>

少し前にリニューアルしたという外観はお洒落なウッディー調ですが、実は70年以上続く老舗のお店なんです。店頭には美味しそうなお惣菜のパックがたくさん並べられています。

 

 

お店のイチオシメニューは煮物!そのほかにも肉じゃがやカボチャの煮付けなど、どこか懐かしい家庭の味を気軽にご自宅で楽しめます。

 

 

<さっそく晩ご飯に使えそう~!>

昔から通い続ける方はもちろん、新たな若い方の利用も多いそうです。こういうお店が近くにあると本当に便利なんですよね~。

また、最近はちょっとした昆虫食ブームでもありますが、そのはしりとして昔から食べられていたと聞くイナゴを見つけました!

 

 

<今度チャレンジしてみようかな!>

お店の奥にはカフェスペースが備わっています。商店街散策の合間にコーヒー休憩で立ち寄るのもいいですね!覚えておこうっと。

 

 

ふと隣のお店を覗くと・・・かわいらしいパンダがこちらを誘惑してきます!

 

 

<ちょっと違うかもしれないけど真似してみたよ>

こちらは昭和27年創業の紳士服専門店「男子専科KUBO」です。その名の通りメンズにビシッとはまるお洒落なお洋服がお店の中いっぱいに並べられています。

 

 

商品のラインナップは2代目が担当する紳士服と、3代目が担当する和柄のアイテム。

 

 

<上下桜柄のコーディネート!>

 

 

<すご~い!>

一つひとつの模様がとっても繊細で職人技が光ります。そして、余りの可愛さに思わずお店に吸い寄せられてしまったパンダ柄のアイテムも豊富なバリエーションで揃います。

よくよく見ると何かしらの和柄をモチーフにしたパンダがデザインされているんです!

 

 

これらの和柄パンダは3代目が東京で見て気に入り取り扱いを始めたシリーズです。
和柄だけだと時には迫力が出過ぎてしまうところを、「和柄+パンダ」のカワイイ+かっこいいをうまく融合させることで柔らかな印象になり、現在では女性にも大人気だとか!男女ペアで買われる方も多いそうですよ。

 

 

<ポケットからパンダがひょっこりして可愛い!>

もちろんこの日の3代目の背中には・・・・

 

 

<哀愁ただようパンダの姿が!>

昔からの常連客を大切にする2代目と、「自分がオススメする商品しか仕入れない」という3代目、それぞれのこだわりが詰まったお店です。和柄やパンダ柄にピンときた方はぜひチェックしてくださいね!

 

 

また少し商店街をお散歩しましょう。

お昼時になりだんだんと商店街が活気づいてきました。ちょっぴり視点を変えて、最初にご紹介した横断幕やお店の天井看板など、少し上の方に注目しながら“ぶらり”するのもオススメです!

 

 

ここで、少し気になる脇道が見えたので入ってみます。

 

 

<雰囲気たっぷりの路地!>

すると、鮮やかな鳥居が眩しい金刀比羅大鷲神社にたどり着きました。

 

歌丸師匠のお名前を発見!

 

 

歴史を紐解くと、もとは横浜開港の頃に現在の横浜公園の場所に金刀比羅社ができ、その後紆余曲折を経て現在の形になったということです。そして金刀比羅大鷲神社と言えば何といっても酉の市で有名!鳥居を囲むようにズラッと並べられた提灯群がとっても印象的です。

 

 

2023年の酉の市は一の酉が11月11日(土)、二の酉が11月23日(木)の日程で行われますので要チェックですよ!

せっかく神社に来たので、おみくじを引いてみようかな。

 

 

<なんと大吉!やっぱり日頃の行いかな~>

賑やかな商店街のすぐそばにある神社なので、皆さんもホッとできるひと時を過ごしにぜひお立ち寄りください!

 

 

いろいろ巡ったらお腹が空いてきちゃったな・・・ということで再び商店街に戻って美味しそうなお店を探しましょう。

しばらくして「安楽」というお蕎麦屋さんにやってきました。

 

 

昭和27年創業、歌丸師匠ゆかりのお店としても有名です。

 

 

<レトロな黒電話がまだ現役で使われています>

蕎麦、うどん、ご飯ものと、豊富なメニューの数にびっくりします。今回はやっぱり歌丸師匠の愛したメニュー「よこはまばし」をいただきます!

 

 

<おいしそう~!>

 

 

<ふーふーしていただきます!>

「ほんのりと餡かけのとろみがついて出汁のきいたスープに、いろんなお野菜やかき揚げがボリューミーで食べ応えあります!」

とにかく熱々で冷房の効いた室内でも体の芯から温まりそう。ちなみにこの「よこはまばし」には冷たいお味のものもあるみたいですよ!

 

 

<大満足!>

 

 

ここで、安楽の店主でもあり、横浜橋通商店街協同組合理事長の石塚安太郎さんにお話を伺いました。

 

 

小学生の頃から商店街と共に歩んでこられた石塚さん。
「うちの母からはよく『商店街でものを買いなさい』と教えられましたが、今は妻から同じことを言われます(笑)」と飾らずにお話になる様子に、代々受け継がれる地元愛の一端を垣間見ることができます。

 

 

今年は関東大震災からちょうど100年。震災後ほどなくして組合ができ、90年以上がたちます。今や横浜屈指の商店街として、地元の方の生活に欠かせない存在になりました。

コロナ禍で話題になった商店街を一斉に消毒するコロナバスターズや、現在でも年二回行う全店参加で取り組む商店街の大掃除など、SDGsにも相当するような取り組みを一致団結して行っています。

「商店街に掲げられた横断幕も、実はある果物屋さんの方が作ったものなんです。完成したときは商店街の皆さんで一緒に上げるんですよ」

 

 

石塚さんのお店「安楽」は歌丸師匠行きつけということもあり、師匠の思い出話も伺ってみました。

「やっぱり面白いよね。『商店街の名誉会長になったんだけど、その見返りにまんじゅうをもらったよ』なんてテレビで言っちゃうもんだから」
さらに安楽でも・・・
「某テレビ番組で座布団10枚とった3人を安楽の2階へ連れてきて、『蕎麦湯くらいは出すよ』なんてジョークを交えながら番組の収録兼宴会をやったこともありましたね~」

歌丸師匠の話題になると特にほぐれた様子で語ってくださいました。

 

 

<安楽の2階からの眺め>

思わず笑ってしまうエピソードの一方で、普段の歌丸師匠は寡黙な方でほとんどしゃべらなかったそう。今となってはそんなお話一つひとつが大変貴重なものに感じます。

最後にメッセージをいただきました。
「一昔前に比べると商店街の様子も大分変りましたが、これも時代の流れ。様々な方と共存共栄することで商店街を盛り上げていければと思います。訪れる方には、昔から頑張っている老舗の総菜店や洋品店はもちろん、種々雑多なお店が揃っているので楽しんでいただけると思います。下駄でも来れるような昔ながらの商店街なので、ぜひお気軽にお越しください!」

石塚さん、貴重なお話をありがとうございました!
それではお散歩に戻りましょう。

続いては「江戸っ子商店」にやってきました。

 

 

手作りが自慢の佃煮やお惣菜、蒲焼を取り揃えるお店です。

 

 

<わぁ~、おいしそう!>

うなぎの蒲焼のコーナーもとっても気になります。

 

 

静岡県産の新鮮なうなぎを仕入れ、炭火と秘伝のタレで香ばしく焼き上げる人気商品だそうです。お弁当にしてテイクアウトできるから体力をつけたいときにもぴったりです。

そしてショーケース一面にズラリと整列した佃煮やお惣菜は圧巻です。

 

 

<どれにしたらいいのか迷っちゃいます!>

オススメは甘味噌入りの「シソ巻」やピリ辛の「青唐辛子のり」。どちらもご飯がすすみそうだから冷蔵庫に常備しておきたいですね!

 

 

やっぱり商店街めぐりは楽しいな。次はスイーツもいいな~。

そんなことを思いながら歩いていると、どこか懐かしい感じのかき氷の手書きPOPを見つけたので入ってみることにします。

 

 

イチゴミルクを注文しました~。

 

 

<昔ながらのThe・かき氷!>

 

 

<たくさん歩いた後のスイーツは最高のご褒美!>

こちらのお店、実はお漬物屋さんなんです。

 

 

地元の小学生がお小遣い片手に気軽に利用できる価格設定にしていて、皆さん山盛りのかき氷をテイクアウトしていくそうですよ!お子さんたちの喜ぶ様子が目に浮かびますね。

かき氷だけじゃなく、もちろんお店のご紹介もしっかりしていきますよ~!

「灘屋」は「枝豆の塩漬け」と「自家製ぬか漬け」が人気商品です。

 

 

お酒のおつまみとして色鮮やかに盛り付ければ、きっと素敵な晩酌になること間違いなしですね!

灘屋のお漬物はご主人の趣味でもあるダーツの大会でも大人気だそう。きっとお漬物目当てに参加される方もたくさんいらっしゃるでしょうね。

そのほかにも、店内には社会科見学でお店を訪問した小学生からのメッセージが飾られています。

 

 

30年前の商店街を紹介するレアなポスターも!

 

 

<懐かしのアノ人に会えるかも!?>

こちらは商店街にはもう3枚ほどしか残っていないようなので、ぜひどのお店にあるのか探してみてくださいね~。

 

 

さて、ようやくゴールが見えてきました。350メートル続いた横浜橋通商店街のお散歩もあとわずかです!

 

 

商店街を抜けてから駅までのルートも「マイルート」のアプリでバッチリ!
迷うことなく阪東橋駅に到着しました。

 

 

<1A出口が最寄りです>

お惣菜を巡りながら、美味しいものを食べて、神社にも立ち寄って・・・今日も一日楽しい“ぶらり”だったな~。
それでは今回のお散歩はこれでおしまい。
次回のぶらり商店街もお楽しみに。どこの商店街にお出かけしようかな。

 

 

<またね!>

 

丸 りおな プロフィール

  • 名前:まる りおな
  • 生年月日:1998年08月01日
  • 出身地:神奈川県
  • 血液型:B型
  • 趣味:スノーボード 資格を取ること
  • 特技:水泳 スキューバダイビング
  • SNS:Instagram:_riona81
       X(旧Twitter):81_rionakun

 

取材協力先一覧

※お店の営業時間などは事前の予告なしに変更になっている場合があります。
事前にお調べになってからお出かけください。

 

・写真と文 横浜DMC(YDMS株式会社)

 

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