はまリポ放送部ディレクターの佐藤なおです♪横浜駅西口から歩いて行ける「割烹 田中家」は、文久三年(1863年)創業の神奈川宿に現存する唯一の料亭です。坂本龍馬の妻・おりょうが働いた料亭の平日限定ランチ「神奈川宿御膳」もいただきました!
割烹 田中家は、横浜駅からほど近い旧東海道沿いのマンションに囲まれた一角にあります。瓦屋根の建物ときれいに手入れされた松、看板に記された「文久三年」の文字が、160年を超える歴史を伝えています。
田中家は、宿場町としてにぎわった神奈川宿に、今も残る唯一の料亭です。前身の茶屋「さくらや」は、歌川広重の「東海道五十三次」にも描かれています。神奈川宿は、安政元年(1854年)に結ばれた神奈川条約の舞台にもなりました。店内の階段には、古い浮世絵や幕末・明治の偉人たちの写真が並びます。高杉晋作や米国総領事ハリスも、この店を訪れたと伝えられています。
田中家は、坂本龍馬の妻・おりょうが仲居として働いた店としても知られています。おりょうは明治7年、勝海舟の紹介で勤め始めたと伝えられています。英語が話せ、月琴も弾けたため、外国人客のもてなしで重宝されたそうです。案内された個室には、おりょうの肖像写真が飾られていました。龍馬ファンや歴史好きの方なら、同じ空間にいるだけで胸が高鳴るはずです。
神奈川宿御膳は、料亭の和食の奥深さを感じられる、平日昼限定の御膳です。木箱の八寸には紅葉とイチョウの葉が添えられ、秋の訪れを感じました。
お造りや茶碗蒸し、いくらをのせた土鍋ご飯など、一品ごとにまったく違う味わいがあります。器の色や形からも季節が伝わってきました。仕入れによってお品書きが変わることもあり、その時季に良い食材を選んで出しているそうです。
田中家では、女将さんのお話と三味線のお見送りも、料亭で過ごす時間の楽しみです。食事の間には、五代目女将の平塚あけみさんが田中家の歴史と料亭の魅力を語ってくださり、帰る時には金屏風の前で三味線を弾いて見送ってくれます。お話も三味線のお見送りも、取材の日だけでなく普段から続けているおもてなしだそうです。
宿場町の時代から続く心づかいに、最後まで触れられるひとときでした。
<割烹 田中家情報>
割烹 田中家
所在地:神奈川県横浜市神奈川区台町11-1
アクセス:横浜駅西口から徒歩約7分
営業時間:昼席 11:30〜14:00(最大120分)
定休日:お問い合わせください
料金:神奈川宿御膳 8,800円(税込)/お飲み物は別料金、お飲み物代に15%のサービス料
予約:事前予約制(電話 045-311-2621)
公式サイト:https://www.tanakaya1863.co.jp/
写真・文:佐藤なお
● はまリポ放送部 ディレクター
● SNS:X @nao26sz
『アットヨコハマ はまリポ放送部』
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