坂の多い横浜で、買い物や近距離の移動をもっと楽にできたら。そんな場面で、新たな選択肢のひとつになりそうなのが、 横浜発の電動モビリティブランド「SWALLOW」が手がけるMOPEROシリーズです。
今回紹介するのは、乗り降りのしやすさや安定感を高め、日常での使いやすさを追求した「MOPERO 4U(モペロフォーユー)」と、3カ所の積載スペースを備え、高い積載力が魅力の「MOPERO mini cargo 2(モペロミニカーゴ2)」の2台。
北仲、山下公園通り、元町、代官坂周辺を走り、操作性や積載力、取り回しやすさ、坂道での走りを普段使いの目線から確かめてみました。
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| MOPERO 4U | MOPERO mini cargo 2 |
MOPERO 4UとMOPERO mini cargo 2は、アクセル操作で走る「特定小型原動機付自転車」です。
16歳以上であれば運転免許は不要。車道では最高19km/h以下で走行し、一定の条件を満たした場合には、最高速度6km/hのモードで一部の歩道を通行できます。
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| 車道走行モードで車道の左側を走行 | 歩道走行モードで通行可能な歩道を走行 |
見た目は自転車に近く、サドルに座って運転するスタイル。立って乗るタイプの電動モビリティとは異なり、座った姿勢で操作するのが特徴です。
公道を走行するには、ナンバープレートの取得と自賠責保険への加入が必要です。ヘルメットの着用は努力義務ですが、安全のため着用しましょう。
歩道を走行できるのは、最高速度表示灯を点滅させ、時速6kmを超えて走行できない状態に切り替えたうえで、道路標識などにより通行が認められている歩道に限られます。歩道では歩行者優先を徹底してください。
ひと目で分かる違いは、フレームの形と荷物を載せる場所です。MOPERO 4Uは、足を大きく上げずにまたげる低床フレームを採用。
一方のMOPERO mini cargo 2は、フロント、車体中央、リアの3カ所に荷物を載せられるカーゴタイプです。
| 比較項目 |
MOPERO 4U
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MOPERO mini cargo 2
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| 最高速度 | 19km/h | 19km/h |
| モーター | 定格出力500W | 定格出力500W |
| 航続最大距離 | 50km | 50km |
| バッテリー | 48V・13Ah | 48V・13Ah |
| 充電時間 | 5~6時間 | 5~6時間 |
| 耐荷重 | 125kg | 150kg |
| 積載スタイル | フロント・リア | フロント・センター・リア |
| タイヤ | 16インチ | 12.5インチ |
| 車体重量 | 28kg | 26.4kg |
| 保証 | 12か月 | 12か月 |
※航続距離などの数値は使用条件により変動します。最新仕様と各積載部の上限は公式サイト・取扱説明書をご確認ください。

足を大きく上げずにまたぎやすい低床フレーム
MOPERO 4Uの大きな特徴は、中央部分を低くしたV字型の低床フレームです。足を大きく上げずにまたげるため、ロングスカートを履いているときや、足を高く上げる動作に負担を感じる人でも乗り降りしやすい設計になっています。

サドルには、国内の自転車部品ブランド「Noguchi」が開発した、柔らかな座り心地の「極み」サドルを採用。クッション性があり、やわらかな座り心地が特徴です。
また、ハンドルは緩やかにカーブしており、シティサイクルのような自然な姿勢で握りやすくなっています。

緩やかにカーブしたMOPERO 4Uのハンドル
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| LLワイドフロントバスケット | 駐輪時の安定感を高めるストッパー |
フロントには、大きな「LLワイドフロントバスケット」を装備。前輪まわりは駐輪ラックに入れやすいすっきりとした設計で、駐輪時に車体を安定させるストッパーも備えています。
MOPERO mini cargo 2は、従来のMOPERO mini cargoが持つ積載力と個性的なデザインを受け継ぎながら、MOPERO 4Uで好評だった機能を取り入れて進化した新モデルです。
大きな特徴は、フロント・センター・リアの3カ所に荷物を載せられること。荷物の大きさや用途に応じて積載場所を使い分けられるため、買い物や日常の荷物運びなど、さまざまなシーンで活躍します。
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| フロントの積載スペース | 横から見たフロント・センター・リアの積載スペース |
車体中央のセンタースペースには、ペットとの移動を想定したオプションかごを取り付けることもできます。かごの内側には、ペットの飛び出しを防ぐため、リードなどを接続できるリングも設けられています。
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| ペットとの移動を想定したオプションかご(写真はぬいぐるみ) | かご内部に設けられた接続用リング |
写真ではサイズ感を分かりやすくするため、犬のぬいぐるみを使用しています。近所へのお出かけなど、荷物だけでなくペットとの移動にも活用できるのは、MOPERO mini cargo 2ならではのポイントです。
なお、車両の最大荷重は150kg。乗員と荷物を含めた重量には余裕を持たせた設計ですが、各バスケットやキャリアには個別の積載上限があります。実際に荷物やペットを乗せる際は、対応する重量やサイズ、リードの接続方法、走行時の注意事項など、取扱説明書やメーカーの案内を確認して使用してください。
また、ハンドルは直線的で、ロードバイクを思わせるスポーティーなデザイン。曲線的なMOPERO 4Uのハンドルとは、見た目にも操作感にも違いがあります。さらに、10,000kmの走行を想定した耐久試験を行うなど、長く使うことを意識した一台に仕上げられています。

直線的でスポーティーなMOPERO mini cargo 2のハンドル
MOPERO 4UとMOPERO mini cargo 2は車体構造こそ異なりますが、基本的な操作方法は共通しています。

専用のNFCカードキーをモニターにかざして電源をオン
電源を入れるときは、専用のNFCカードキーを液晶モニターにかざします。モニターには走行速度やバッテリー残量などが表示され、走行中も車両の状態を確認できます。
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| ウインカー・オートクルーズモードの操作ボタン | 加速度を調整するパパママモードのボタン |
ハンドルまわりには、ウインカーやオートクルーズモード、加速度を調整するパパママモードの操作ボタンを配置。オートクルーズモードでは、アクセルから親指を離しても一定の速度で走行を続けることができ、モードに切り替わると音で知らせてくれます。再度アクセルを操作するか、ブレーキを少しでも握ると自動的に解除されます。
また、パパママモードでは加速度を調整できるため、力強い加速に不安を感じる人や、電動モビリティに乗り慣れていない人でも、自分に合った加速感を選びやすくなっています。
発進前には、ブレーキや方向指示器、ライト、最高速度表示灯などをひと通りチェック。サドルやハンドルの高さも自分の体格に合わせて調整し、両足が無理なく地面につくことを確認してから出発すると安心です。
アットヨコハマスタッフの立石がSWALLOW株式会社の金代表にインタビュー
従来のMOPERO mini cargoは2024年に登場し、力強い走りや高い積載力、ユニークでかわいらしいデザインが支持されてきました。その一方で、バイクに近いアクセル操作や力強い加速に、初めは不安を感じるという声も寄せられたそうです。
こうした利用者の声をもとに誕生したのがMOPERO 4Uです。操作方法を親指で押すスロットルに変更し、加速度を調整できるパパママモードや、一定の速度で走行を続けられるオートクルーズモードを搭載。低床フレームや曲線的なハンドルも採用し、電動モビリティに乗り慣れていない人でも扱いやすい一台へと仕上げられました。
そして、MOPERO 4Uで好評だった機能を従来のmini cargoへ取り入れ、さらに進化させた新モデルが「MOPERO mini cargo 2」です。従来モデルが持つパワフルな走りや、3カ所に荷物を載せられる高い積載力、個性的なデザインを継承しながら、オートクルーズモードやパパママモードを新たに搭載。耐久性や操作性も向上させました。
利用者の声からMOPERO 4Uが生まれ、そこで磨かれた機能がmini cargoへ還元されることで、より使いやすくレベルアップした一台です。 MOPERO mini cargo 2は、2026年9月26日から先行販売の予約受付中。予約特価は142,350円(税込)。
今回の試乗は、北仲橋をスタートし、山下公園通り、元町通りを経て、最後は代官坂へ向かうルートで行いました。 乗り物の操作にあまり慣れていない私・中村と、乗り物が大好きな同僚の立石。それぞれの目線から、MOPERO mini cargo 2とMOPERO 4Uの乗り心地や使いやすさを確かめながら、横浜の街を走ってみます。
まずは北仲橋から出発です。

私は普段あまり二輪の乗り物に乗らないため、最初は少し緊張気味。特に歩道走行モードの6km/hでは、低速ならではのバランスの取り方に少し慣れが必要だと感じました。
それでも、走り始めてしまえば車体にはしっかりとした安定感があり、徐々に感覚をつかんで姿勢よく走れるようになりました。 乗り物に不慣れな人が初めて乗る場合は、発進前に広く安全な場所で低速走行の感覚をつかんでおくと、より安心して乗れそうです。
一方、乗り物好きの立石はスタート直後から余裕の表情。

走行場所に応じてモードを切り替えながらスムーズに乗りこなし、操作に戸惑う様子はほとんどありません。撮影中には、こちらが構える前にどんどんカメラへ近づいてきてしまうほどでした。
山下公園通りまで来る頃には、私もだいぶ運転に慣れてきました。

最初の緊張はどこへやら。イチョウの緑が続く通りでは、潮風の心地よさを感じる余裕も出てきました。
しかも、MOPEROはペダルをこぐ必要がないため、ここまで移動してきても疲労感はほとんどありません。体への負担を抑えながら移動できるのもうれしいポイントです。
続いて、元町通りへやって来ました。

ハイカラで洗練された元町の街並みに並べてみると、MOPEROの都会的なデザインがよくなじみます。

ここでは一度車体を降りて押し歩き。実際に街中で取り回してみると、2台の乗り降りのしやすさにも違いを感じました。 MOPERO 4Uは、低床のV字型フレームによって足を大きく上げずにまたげるのがポイント。中央部分に大きな荷物スペースがないため、乗り降りの動作もスムーズです。
一方、MOPERO mini cargo 2は車体中央にも積載スペースがあるため、乗り降りの際には4Uよりも大きく足を上げる必要があります。その分、車体中央まで荷物を載せられるのが大きな特徴です。
いよいよ、坂の多い横浜で気になる坂道での走りをチェック。MOPERO mini cargo 2とMOPERO 4Uは、どちらも定格出力500Wのモーターを搭載しています。
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| 代官坂を走るアットヨコハマスタッフの中村 | 代官坂を走るアットヨコハマスタッフの立石 |
今回は、体重約60kgの中村と約100kgの立石がそれぞれ試乗しました。体格には大きな差がありますが、今回の試乗ではどちらも上り坂で力不足を感じることなく、坂道でも頼もしさを発揮しました。

乗り物が大好きな立石は、しっかりとした加速感を楽しめる「パパモード」がお気に入り。上り坂でも十分に加速しながら、ぐんぐん進んでいく力強さを感じました。
一方、乗り物の操作にあまり慣れていない私は、加速を抑えた「ママモード」を選択。発進時の加速が穏やかなため操作しやすく、自分のペースで走り始めることができました。

それでも、走り出してからは坂道でも十分な力強さがあります。
実際、撮影した写真がブレてしまうほどスムーズに坂を上っていき、坂道でももたつかずに進めるパワフルさが印象的でした。 両モデルともパパママモードを搭載しているため、力強い加速を楽しみたい人から、穏やかな加速で走りたい人まで、自分に合った走り方を選べるのもポイントです。
なお、実際の速度や登坂性能は、乗員の体重や勾配、路面状況、積載量、バッテリー残量などによって異なります。下り坂では十分に減速し、周囲の安全を確認しながら走行しましょう。
・運転できるのは16歳以上です。16歳未満の人に車両を提供することも禁止されています。
・飲酒運転、二人乗り、スマートフォンを操作しながらの運転は禁止です。
・原則として車道の左側を通行します。歩道走行には速度モード、最高速度表示灯、標識などの条件があります。
・公道走行にはナンバープレートの取得と自賠責保険への加入が必要です。
・ヘルメットの着用は努力義務です。安全のため着用しましょう。
・走行前にブレーキ、灯火類、タイヤ、バッテリー残量を確認しましょう。
・オートクルーズモードの使用中も周囲を確認し、すぐに停止できるようブレーキに手を添えましょう。
交通ルールや制度は変更される場合があります。利用前に警察庁、自治体、メーカーの最新案内をご確認ください。
MOPEROシリーズは、SWALLOW横浜本店や取扱店、試乗会で実車を確認できます。車体のサイズ感や足つき、アクセルの感覚は、写真や数値だけでは分かりにくいもの。購入を検討する際は、普段運ぶ荷物や利用する道を思い浮かべながら試乗してみてください。
店舗名:SWALLOW横浜本店
所在地:神奈川県横浜市港北区下田町2丁目10-61
営業時間:平日10:00〜13:00、14:00〜18:00
試乗:予約制。
開催日や取扱車種は公式サイトで最新情報をご確認ください。
毎日の乗り降りや扱いやすさを追求したMOPERO 4Uと、荷物を運ぶ力を前面に出したMOPERO mini cargo 2。同じMOPEROシリーズでも、それぞれ異なる方向から日常の移動を支えます。
坂のある場所への買い物、駅から少し離れた場所への移動、仕事道具を伴う近距離移動など、横浜の日常には小回りの利くモビリティが役立つ場面があります。自分が運びたい荷物や保管場所、普段通る道を思い浮かべながら、実車で相性を確かめてみてはいかがでしょうか。