特集

石川町 ぶらり商店街

904_53.jpg

観光スポットだけじゃない横浜の魅力をお伝えする特集「丸りおなのぶらり商店街」。
毎回ナビゲーターのわたくし、丸りおながマイルートを使って”ぶらり”と散策しながら商店街や街の魅力をお伝えしていきます!

今回は、最近「女学生の町」として紹介されるなどにわかに注目を集める「石川町」にお出かけします。とくに普段は気づかない“裏”の方へも足をのばしたいと思います。どんなモノやお店に出会えるのか楽しみです!

最寄りの石川町駅まではJR根岸線を利用しました。

 

 

さっそくマイルートで現在地を確認!

 

 

<お散歩にはマイルートのアプリが便利です>

付近の情報をチェックすると、グルメのお店がいっぱい出てきました。

 

 

<どのお店に行こうかな~>

すぐにでもランチやカフェで食欲を満たしたいところですが・・・少しだけ我慢してまずは街を歩いてお腹を空かせてから、美味しいものをいただきに行きたいと思います!

と、いうわけでやってきたのは「スタジオBoo-Thang(ブーサング)」。

 

 

ダンスやヨガのレッスンと、スタジオレンタルサービスを行っています。大きな窓から明るい光が差し込む心地よいスタジオです。

今回はピンク色のロングヘアーがとってもチャーミングなマナティ先生にご指導いただきました。先生はキッズヒップホップと初心者向けのスタートプログラムなどを担当しています。せっかくなのでKポップを一緒に踊っていただきました~。

 

 

<お互い私服にスリッパです(笑)>

 

 

鏡で全身をチェックしながら踊れます。

 

 

 


 

先生の切れ味がすごくてついついスイッチが入っちゃいました。やっぱりダンスは楽しいですね。ストレス発散にもぴったり!

ご自身でもダンスを存分に楽しまれているマナティ先生は「ステージだけじゃなく日常の感情表現の中に普通にダンスがあるといいな~」と思っているそうです。
先生と一緒にダンスをしたらきっと皆さんもダンスが好きになると思います!

 

 

<踊った後は自然と笑顔になっちゃう!>

「街の人の心があたたかい、横浜の下町のような場所」とマナティ先生もオススメする石川町。この先のお散歩がさらに楽しみになりました!

 

 

<性別や年代に関係なく通えるからオススメ!>

今回“ぶらり”する「石川町」は、みなとみらいや中華街のような観光スポットとは違って、地元の方に愛される大人の隠れ家スポットとして人気を集めています。
古くは横浜の開港直後から港とまちをつなぐ運河交通の要として長く賑わい、最近では近隣の女子校に通う生徒たちの姿が多く見られることから女学生の町として紹介されるなど、独特の存在感を放っています。

 

 

<のどかにお散歩できて気持ちいいな~>
石川町に沿って流れる中村川沿いを歩くと、どこかで見たことのあるような模様の橋を見つけました。

 

 

<何かに似ていませんか?>

こちらは「亀の橋」という名前の橋で、この辺りは明治時代に呉服店が開業した場所としても知られています。活発な水上交通が行われていた頃は特に大変な賑わいを見せていたそうですよ。

 

 

さらに近辺には、その昔川の向こう岸に渡るために一時的に造られた橋の存在もあるとか・・・。今ではその橋を直接見ることができないなんて、ちょっぴり謎めいていて面白いですね。

ダンスで体を動かしお散歩もしたらお腹が空いてきちゃった!
ちょうどお洒落なカフェを見つけたのでランチをいただくことにします。

亀の橋から地蔵坂を少し進んだところにある「HanaUta cafe(ハナウタカフェ)」にやってきました。

 

 

外から見えるショーケースには美味しそうなお惣菜がたくさん並んでいます。

 

 

こちらのお惣菜コーナーから2品チョイスできるランチメニューをいただこうと思います。靴を脱いでリラックスできる2階のお座敷(要予約)に上がりました。

 

 

<彩り豊かで映えそう!>

~デリランチ~
・ポークハンバーグのおろし煮
・厚揚げアラビアータ
・ベーグル または 十五穀米ごはん
・ザクロ酢ウォーター

 

 

<おいしそう~!>

お米は山形の農家(オーナーの飯田さんの実家)から、野菜は新鮮な湘南野菜を産地直送。こだわりの食材を使いバリエーションに富んだお料理を提供しています。

 

 

<ザクロ酢が体に沁み渡ります!>

 

 

<ヘルシーなのに美味しいって最強!>
デザートにはフォンダンショコラをいただきました。あふれ出るチョコレートソースがたまりません!

 

 

オーナーはジュニア野菜ソムリエの資格をお持ちで、野菜嫌いな子どもたちにも野菜を美味しく食べてもらえるようメニューには工夫を凝らしているそうです。さらにお店には授乳スペースがあるなど、子育て中のママさんたちにとってもオススメなお店です!

 

 

<1階には素敵なアートの展示販売もありました>

可愛らしい空間で美味しいランチをごちそうさまでした!

ここで、様々なアプローチから石川町の活性化にご尽力されている石川町裏通り会会長の小野知之さんにお話をうかがいました。

 

 

20歳ぐらいから石川町を利用していたという小野さん。CRIBというバーを経営するなかで「この20年で石川町も大きく変わりましたね。以前は飲食店は少なかったのですが、今ではあちこちに腕利きのシェフがお店を構えるようになりました」と肌で感じた街の変化を語ってくださいました。

現在の石川町を語るうえで2004年の元町・中華街駅の開業というエポックメイキングな出来事を避けては通れません。かつては元町へ行くにも中華街へ行くにも「石川町駅」が唯一の最寄りで観光客と町の接点が自然とできていましたが、新駅の誕生で人の流れが大きく変わったのです。

町を盛り上げるために何かできないかと考えた小野さんたちは、2013年に石川町の裏通りを中心とした「裏フェス」の開催にこぎつけます。

「石川町には多くの商店街組織がありますが、このときばかりは組織の枠にとらわれず一致団結して取り組んできました」と実行委員長の小野さん。

 

 

店先のテーブルで各店自慢の一品をワンコインで提供するほか、路上ライブやフリーマーケットなど盛りだくさんな内容です。

裏フェスの浸透と共にメディアでの露出が増え、町には新しいお店がやってくるという好循環が生まれました。
「調整は大変ですが、多くの方の協力をいただきながらワンコインにはこだわり続けています!」

 

 

 


 

<2023年5月に開催された裏フェスの様子>

裏フェス以外にも様々なアプローチを行う小野さんは、横浜ビールとのコラボレーションによる石川町クラフトビールの販売も実現させました。

 

 

石川町のバーテンダーによるオリジナルラベルの横浜ビールで「石川町に来ないと飲めないビール」として人気だそうです。

さらに裏通り会では食品ロス削減を目的としたSDGsを取り入れた料理教室を計画していて、普段あまりがちな食材の美味しい活用法を提案することで、食品ロスへの関心を高めるきっかけづくりをお手伝いしたいとのことです。

最後にメッセージをいただきました。
「現在の石川町のお店は『安心して飲める』『落ち着ける』場所として特に近隣の方に多くご利用いただいております。観光客の方は通り過ぎてしまうことの方が多いかもしれませんが(笑)、お隣の元町や中華街で食事をされた後の選択肢に石川町を覚えておいていただけると嬉しいです。幸い石川町の夜は長いので、一日の疲れを癒していただけるアナタにぴったりのお店が見つかると思いますよ。ぜひお待ちしております!」

小野さん、貴重なお話をありがとうございました!
それではお散歩を続けましょう。

まだ少しだけ早いところですが、無性にお肉が食べたくなったのでディナーをいただいちゃいます!アメリカンダイニングバーの「Benny’s Place(ベニーズプレイス)」にやってきました。

 

 

開放感のある空間でワイルドなお料理がいただけます!

 

 

大型のモニターがたくさんあるので野球観戦などスポーツバーとしても楽しめます。

店内には壁はもちろん天井にも一面びっしりとサイン入りのユニフォームや記念品などが飾られています。その中にオーナーのBennyさんのお写真を見つけました!

 

 

<凛々しいお姿!>

オーナーの娘さんはタレントとして活躍中のSHELLYさん!

 

 

SHELLYさんは小さい頃よくお店に来ていて、高校時代にはアルバイトもしていたそうですよ。

それではお店イチオシのスペアリブをいただきます!

 

 

<すごいボリューム!>
アメリカンなサイズにどこから食べようか迷っちゃいます。

 

 

ナイフとフォークを取ってはみましたが、ここはやっぱりワイルドにいただいちゃいますね!

 

 

<お肉は正義!>

ガブリといただいた瞬間、お口の中いっぱいに香ばしさが広がります。見た目のインパクトとは裏腹に、ヘビーすぎることなく絶妙の味付けで飽きずに何本でもいけそうですよ~。

こちらで1人前とのことですが、シェアする方や残りをお持ち帰りされる方など、皆さん思い思いにスペアリブを楽しまれているそうです!

 

 

<両手だけじゃ足りないよ~>

 

 

<ダーツもあるからみんなで盛り上がれますね!>

今度はお店の一番人気メニューのナチョスも食べにきたいな!ごちそうさまでした~。

お店を出るとちょうど夕暮れ時に。少し裏通りをお散歩してみようと思います。

 

 

石川町の裏通りには、古い空き家をリノベーションしたお店ができるなど近年「都会の下町」としてメディアに紹介される知る人ぞ知るスポットにもなっているそうです。確かに小ぢんまりして可愛らしいお店が目に入りますね!

 

 

隠れ家を探すみたいで“裏”のお散歩も楽しいですね!
こういうところに行きつけのバーなんかあるとカッコいいんだろうな~。

そんなことを思いながら“ぶらり”していると「CRIB(クリブ)」というお店を発見しました。

 

 

お店は地下にあるようです。

 

 

<夜のムードが高まりますね!>

ドキドキしながら進むと、秘密基地のようなお店が。

 

 

<素敵!>

 

 

<ネオンサインがムードを高めます!>

インタビューでもご対応いただいた小野さんが経営するダイニング&バーで、今年27周年を迎えます。深夜5時まで営業するため、近隣の飲食店の方にとっても仕事終わりに集えるオアシス的な存在になっているそうです。

夜のBARだけあってカウンターにはお酒がいっぱい!

 

 

メニューにあるのはほんの一部で、実際にはウイスキーだけでも150種、カクテルで250~300種ぐらいはあるとのこと。飲み方が分からない方にはお客さんの好みに合わせたカクテルなども作るそうです。

お酒だけじゃなく、ダーツやカラオケのほかDJブースまであるからびっくり!
ということで・・・

 

 

<丸りおな、DJもおまかせください!?>

音響、映像、照明などの設備が完備されていて、イベントやパーティなどにぴったりのお店です。

BARに来たらやっぱりバーテンダーさんの華麗な技を見たいな~。
せっかくなのでいくつかカクテルをお願いしちゃいました!

まずは「Sex on the beach」というトロピカルカクテルを。こちらはカクテルを象徴する定番のドリンクで、トロピカルな味わいの中にもしっかりウオッカが効いているそうです。

 

 

 


 

<シェイカーをふりふり!>

 

 

バーテンダーさん、かっこいいですね!

 

 

<完成~>

かわいい~。
デコレーションが可愛くて映えますね!女性は好きです、こういうの!

続いてはノンアルのカクテルを作っていただきます。

 

 

 


 

<繊細なテクニックに思わず見入ってしまいます!>

 

 

<できた~>

いちじくとベリーの甘さにライムの酸味がマッチ。ミルクをたっぷり入れた「いちじく&ベリースムージー」です!

 

 

オトナのムードに合わせてちょっぴりしとやかにいただきました~。これならアルコールが苦手な方でもBARを楽しめますね!

ダンスをして、美味しいものを飲んで食べて・・・今日も楽しい“ぶらり”だったな~。

それでは今日のお散歩はこれでおしまい。
次回のぶらり商店街もお楽しみに。どこの商店街にお出かけしようかな。

 

 

<またね!>

 

丸 りおな プロフィール

  • 名前:まる りおな
  • 生年月日:1998年08月01日
  • 出身地:神奈川県
  • 血液型:B型
  • 趣味:スノーボード 資格を取ること
  • 特技:水泳 スキューバダイビング
  • SNS:Instagram:_riona81
       Twitter:81_rionakun

 

取材協力先一覧

※お店の営業時間などは事前の予告なしに変更になっている場合があります。
事前にお調べになってからお出かけください。

 

・写真と文 横浜DMC(YDMS株式会社)

 

ぶらり商店街
山手・元町
SHARE