皆さん、こんにちは!
アットヨコハマ学生リポーターの舟守はるなです!
今回は、同じく学生リポーターの筒井美結さんと一緒に浴衣をレンタルして、横浜・山手エリアを散策してきました👘
山手といえば、坂道や緑に囲まれた洋館、外国人墓地など、横浜らしい「異国情緒」を感じられる街。
でも、どうして山手にはこんなにたくさんの洋館が残っているのでしょうか?
実はこの街には、1859年の横浜開港をきっかけに外国人が暮らし始め、その後「外国人居留地」として発展していった歴史があります。
現在の山手には、当時の街並みを思わせる洋館や庭園、坂道などが残されており、歩いているだけでも横浜の近代史を感じることができます。
今回は「浴衣でおでかけ」という視点から山手を歩きながら、建物や街並みに隠された歴史にも注目してみました!
まずは、日本大通り駅から徒歩約3分の場所にある横濱ハイカラきもの館で浴衣をレンタルします!

以前、「浴衣でアフタヌーンティー」の取材では濃いブルーの浴衣を選ばせていただいたのですが、今回は前回とは少し雰囲気を変えて、淡いピンク色の浴衣を選んでみました🎀

店内にはたくさんの浴衣が並び、浴衣だけでなく帯や下駄、バッグ、髪飾りなども選ぶことができます。

浴衣と帯を一つずつ組み合わせながら、「この組み合わせもかわいい!」と悩む時間も楽しみの一つ♡
今回は山手の洋館や緑の多い街並みを歩くということで、浴衣だけでなく小物にもこだわってみました。

着付けを担当してくださったスタッフの方に、このあと山手へ行くことをお伝えすると、帯にはお花の飾りをつけてくださいました🌼

さらに、洋館の雰囲気に合わせてレースのバッグや足袋もチョイス。
普段とは少し違うコーディネートで、いよいよ山手へ出発です!
バスで山手の坂道を上り、「港の見える丘公園前」へ。
まず訪れたのは、山手散策では外せない港の見える丘公園です。

展望台からは横浜港やベイブリッジを一望でき、緑豊かな園内では季節の花々を楽しむことができます。


実は、現在の港の見える丘公園一帯は、横浜開港後に外国人居留地として発展した場所。
かつて丘の上にはイギリス軍、その下にはフランス軍が駐屯していました。現在の「フランス山」という名前にも、その歴史の名残を見ることができます!

美しい公園として親しまれているこの場所も、幕末から明治にかけての横浜の国際化と深く関わっているんです🚢
港の見える丘公園を出て、山手本通りを歩いてみます。
山手を歩いていると、普通の住宅街の中に突然洋館が現れたり、木々の向こうに歴史を感じる建物が見えたりします。

この「歩いているだけで歴史に出会える」ことが、山手散策の大きな魅力。
現在の山手には、横浜市が保存・公開している7つの西洋館があり、それぞれ異なる建築様式や歴史を持っています。
また、現在山手に残る西洋館の多くは、明治期の建物がそのまま残っているわけではありません。
1923年の関東大震災によって、明治期に建てられた西洋館の多くが倒壊しました。その後の復興の中で建てられた建物も多く、現在の山手の洋館には「外国人居留地の歴史」と「震災からの復興」という二つの時代が重なっています。
歴史を知ると、一軒一軒の洋館がより特別なものに見えてきます・・・!
港の見える丘公園内にある横浜市イギリス館にも訪れました♪

1937年、英国総領事公邸として建てられた鉄筋コンクリート造の建物です。
設計を担当したのは、上海の大英工部総署。
東アジアにある英国の領事公邸の中でも上位に格付けされるほど、広い敷地と大規模な建物を持っていたそうです。

外観をよく見ると、左右対称のデザインが特徴的。
さらに、2階には船窓を思わせる丸窓があります。

洋館を見るときは、外観のかわいさだけでなく、誰が、いつ、どんな目的で建てた建物なのかを調べてから見ると、さらに面白くなりますね!✨
山手本通りをさらに歩いていると、緑色の外壁が印象的な建物が見えてきました。

こちらは山手資料館。
なんと1909年に建てられた建物で、横浜市内に現存する洋館の中でも貴重な歴史的建造物です。

現在の建物は1977年に現在地へ移築されたものですが、旧建物は1909年頃に建てられたとされています。横浜市の認定歴史的建造物にも選ばれています!
館内には、横浜開港から関東大震災までの横浜・山手の歴史に関する資料や、横浜浮世絵などが展示されています。
前庭には横浜市の花・バラも植えられていて、建物と緑が美しく調和しています🌹
入口に立つガス灯も印象的で、まるで明治・大正期の山手にタイムスリップしたような気分に♪
洋館の外観を眺めながら、その建物が100年以上前に建てられたものだと思うと、なんだか不思議な気持ちになります。
続いて訪れたのは、岩崎博物館(ゲーテ座記念)。
ここには、横浜の西洋文化史を語るうえで欠かせない「ゲーテ座」の歴史が残されています。

ゲーテ座は、1885年に建てられた商業劇場。
横浜に暮らす外国人たちが、西洋の演劇や音楽などを楽しむための場所でした。


当時、シェークスピアの『ハムレット』など、西洋人による本格的な西洋演劇を観ることができる劇場として、大きな役割を果たしていたそうです。
しかし、1923年の関東大震災によって建物は倒壊。
現在の岩崎博物館は1980年に建てられたもので、かつてのゲーテ座の記憶を受け継ぐ場所として「山手ゲーテ座」というホールも設けられています。
館内では服飾に関する資料やアール・ヌーヴォー期の工芸品などを楽しむことができます。

山手は日本に西洋文化が入ってきた歴史を感じられる場所なのだと改めて実感しました♪
今回、山手を歩いてみて特に面白かったのが、洋館が一つずつ独立して存在しているのではなく、坂道・庭・緑・教会・外国人墓地などと一緒になって街全体をつくっていること。
山手は、開港後に外国人居留地として整備され、丘の上から港を見渡せる立地を生かしながら、住宅地として発展していきました。

現在も、洋館だけではなく、外国人墓地や教会、学校、公園などが残り、国際色豊かな街並みをつくっています🌇

洋館を見るだけではなく、その周辺にあるものまで目を向けると、山手という街が少しずつ立体的に見えてきます・・・!
山手散策を楽しんだあとは、ハンマーヘッドスタジオへ!
この日は、アットヨコハマ公式Instagramで配信している「はまリポ放送部 放課後トーク」に出演しました✨

「はまリポ放送部」の放送後、月2回ほど18:10からライブ配信を行っている番組で、取材の裏話や横浜のおすすめスポットなどを、学生ならではの目線でゆるっとお話ししています。
今回は夏らしく、山手散策のときと同じ浴衣姿で出演👘

次回は9月12日(土)18:10~を予定しています。
「はまリポ放送部」とあわせて、ぜひチェックしてください♪
今回は浴衣で散策しましたが、山手は季節によって庭園の花や街の表情も変わります。
皆さんもぜひ、横浜の開港から続く歴史を感じながら、浴衣で山手の洋館めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか?♡
横濱ハイカラきもの館 浴衣レンタル概要
【セット内容】浴衣・半巾帯・下駄・バッグ・髪飾り・肌着・着付け小物レンタル、着付け
【料金】お一人様 ¥4,900(税込)
【期間】夏期(6月中旬から10月上旬)
【時間】着付け11:00から お戻り17:00まで
【会場】横濱ハイカラきもの館(神奈川県横浜市中区山下町1番地 シルクセンター M1階125号)
【ご予約・お問い合わせ】e-mail yokohama@kimonostation.com

文:舟守はるな(ふなもり・はるな)
●誕生日:2004年5月13日
●出身地:横浜市中区
●趣味:散歩、朗読、小説執筆
●特技:横浜市の18区を早口で言う
●SNS:Instagram:@harunafunamori_、X:@harunafunamori_
開港当時、外国人居留地で、丘の上にイギリス軍、下にフランス軍が駐屯していた場所に昭和37年(1962)開園。園内の展望台と、海側へ向いて置かれたベンチからは、MM21・大さん橋・横浜ベイブリッジまで横浜港を一望。横浜ベイブリッジの夜景が有名だ。北側の森は、フランス山地区とよばれる元フランス軍駐屯地にはパリ中央市場と同じアーチが正面に立つ。横浜市イギリス館、山手111番館、大佛次郎記念館、県立神奈川近代文学館も併設。
港の見える丘公園に併設しており、横浜市指定有形文化財になっている旧英国総領事公邸。昭和12年(1937)、英国人の設計により建てられた、鉄筋コンクリート2階建ての洋館だ。昭和44年(1969)に横浜市が取得した。広い敷地と規模の大きさは当時の風格を良く伝えている。玄関脇にはめ込まれた「GRVI1937」と書かれた王冠入りの銘版はジョージ6世の時代を示しており、正面脇の銅板とともに旧英国総領事公邸であった由緒を示している。