特集

満喫 春のヨコハマ中華街

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横浜を初めて訪れた方も、もちろんハマっ子も!横浜の歴史に触れることにより、もっと横浜が好きになる「横浜観光親善大使と巡る歴史旅 ヨコハマ再発見」!
今回は、横浜といえば中華街!今まで何で特集しなかったと皆さんに言われちゃいますが、今回は横浜観光の王道である中華街を、ハマっ子の観光親善大使の2人が案内させていただきます。女性目線での歴史あり、食ありの企画です。ハマっ子ならではの中華街の魅力を歩いて、ご紹介させていただきます。最後はちょっとサプライズもありますよ。
旅のナビゲーターは第18代横浜観光親善大使の首藤櫻(しゅどうさくら)さんと稲垣薫(いながきかおる)さん。春のうきうき気分で、頑張っていきます。

 

 

まずはmy routeをセットして・・・
横濱媽祖廟からスタートしましょう。

 

 

写真提供:横浜都市発展記念館 明治末・大正期の横浜中華街

横浜中華街の起源は、1859年の横浜開港。開港とともに上陸した西洋人の仲介役として活躍したのが、漢字を理解できる広東を中心とする中国人。やがて外国人居留地に近い横浜新田に、日本や外国商館にとって不可欠の存在だった華僑の居留地が作られ、後に中華街へと発展したと言われています。

 

 

早速、お参りさせていただきました。
横濱媽祖廟は、かつて媽祖(まそ)様を祀っていた清国領事館があったといわれる場所に2006年に建立された道教の寺院です。祀られている媽祖(天后聖母、天妃娘娘、海神娘娘)は、約1000年前の北宋の時代に実在した神通力をもっていたといわれる福建省の娘で、航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神。航海の安全を守る神様だけでなく、子宝の神様、安産の神様、縁結びの神様、学問の神様といった様々なご利益があると云われています。

 

 

二人は何をお願いしているのかな。

 

 

続いて関帝廟通りを歩いて行くと「山下町公園」があります。この建物は「會芳亭」(かいほうてい)。ここの地番は、かつては「居留地135番地」でした。じつは「中華街」を擁する山下町の番地は、ほぼ開港当時のままです。英国波止場(現・大さん橋)のたもとを1番地として、元町交差点近くの角、277番地(現・276番地)までが外国人居留地でした。そのなかの、111~192番地の斜めの一帯が、現在の中華街にあたります。
1868年頃、居留地に「会芳楼(かいほうろう)」という劇場と料理屋を兼ねた総合娯楽施設が誕生します。居留地の劇場といえば、日本初の本格的演劇場「ゲーテ座」が有名ですが、会芳楼はそれに先んじてできた、貴重な娯楽施設。“135番地”は、街の活気の中心地になりました。この劇場の上演内容はバラエティに富んでいて、本国から名優を招いての中国芝居、日本人の曲芸、また「アメリカ南北大戦争」といった西洋劇の生人形写し絵、さらにはアマチュア劇団の上演も行われていました。中国人はもちろん、西洋人や日本人、多くの人たちに愛されたことが伺えます。会芳楼は、浮世絵「横浜名所」にも描かれるほどの街のシンボルだったのです。女優の五大路子さんもこの劇場を舞台にしたオリジナル芝居を上演しています。

 

 

チョット休憩するにはここは良い場所です。

 

 

 

ここでプチ情報!
横浜中華街発展会協同組合の設立50周年記念誌ができました!
タイトルは「横浜中華街 生業(なりわい)と文化」です。ちょっと値段は高めですが、この1冊読み応えあります。横浜好きにはたまらない一冊です。

 

 

さて関帝廟通りをそぞろ歩きします。美味しいにおいやめずらしいお土産がたくさん。歩いていて、ワクワクします。
そして立ち寄ったのがここ!

 

 

関帝廟の近くにある、「ROUROU」にやってきました。
パリコレモデル出身の早園マキさんが“ネオアジア”をコンセプトに立ち上げたファッションブランド。店内に並ぶアイテムすべてを自らデザイン。アジア各国の伝統スタイルに独自のアレンジとトレンドをプラスした、オンにもオフにも着こなせるアジア服が満載。精神的にも文化的にも進化したアジアの国、「朧朧国(ろうろうこく)」から商品をインポートするというコンセプトで、今注目のお店です。

 

 

デザイナーの早園マキさんがショップ内を案内してくれました。

 

 

2階のドレッシングルーム前で記念写真です。

 

 

さてこのごろちょっと話題のカフェ、「ROUROU cafeさん」を覗いてみましょう

 

 

「ROUROU Cafe」は、アパレルショップ「ROUROU」がプロデュースするカフェ。朧朧国(ろうろうこく)の路地裏にある、「朧朧国」に住むアーティストが集う場所、そんなイメージで誕生したカフェです。「ROUROU」の世界観を「衣」だけではなく「食」とその空間からも感じて貰えればと思います。

 

 

店内は、アート感覚満載。さて何を頂こうかな。

 

 

人気のアフタヌーンティセットを注文しました。一人1,850円(税込)、二人で3,600円(税込)です。(飲み物含む)。」

 

 

薫さんほお張っています!二人で完食しました。
櫻さんの感想は「ボリュームたっぷりなセットなのですが、甘いものと塩気のあるもののバランスが良くて、最後まで飽きることなく美味しくいただけます。食べ応え抜群な角煮パオサンドの角煮は、柔らかくてジューシー!ガトーショコラはチョコレートが濃厚でチョコ好きにはたまらない一品でした。中華街ならではのマンゴープリン、杏仁プリンもとても美味しかったです!アパレルショップROUROUの世界観がとても素敵だったので、是非皆さまにもカフェとショップの両方を訪れていただきたいです。」とコメントをもらいました。

 

 

さらにおいしい匂いに誘われて、大通りの「江戸清」にお邪魔しました。もちろんいただくのは、名物ブタまん(500円税込)です。
岩崎副店長、取材協力ありがとうございました。

 

 

ホクホクそして中はジューシーです。皆さんい本当に「おいしい笑顔」していますね!

 

 

ついでに台湾の国民的名物フライドチキン、鶏排(チーパイ)もいただきました。

 

 

江戸清から約50m行ったところに「香港飲茶 西遊記」はあります。
ここの名物は、チャーシューメロンパン。もちろんテイクアウトもOKです。矢崎専務がお店の前でお出迎えしてくれました。

 

 

これがうわさのチャーシューメロンパン!
炭火でゆっくり焼き上げた甘いチャーシュー、もっちり生地に包んで直ぐオーブン!サクサク食感のチャーシューメロンパンの出来上がり!

 

 

デザートにいちご飴を矢崎専務がプレゼントしてくれました。ごちそうさまです。
もーお腹いっぱいです。

 

 

さー!最後の訪問地は占いの館 愛梨です。本店は南門シルクロードにありますが、そのほかにも上海路や関帝廟通りにもあります。この日も平日にかかわらず、お客様でいっぱいでした。

 

 

さて二人の占いの結果いか・・・
愛梨は、タロット占いはもとより、手相・方位学・姓名判断などバリエーションも豊富です。

 

 

スタッフの皆さんお忙しい中、ご対応ありがとうございました。今度はプライベートでじっくり来ますね。オンライン鑑定もできるとのことです。

 

 

さて横濱媽祖廟に戻ってきました。お腹もいっぱいです。おっとあの白い車は・・・・
サプライズ!!!!
媽祖廟の前にトヨタクラウンオープンカーが待っていました。実は横浜観光親善大使になってすぐに、新型コロナの感染予防のため、イベントは中止や延期が続き、もしからしたパレードなどでこのクラウンオープンカーも乗る予定だったかもしれませんが、夢かなわず。そんな話をアットヨコハマのスタッフに話をしたら叶えてくれました。二人ともサプライズにニコニコ顔です。

 

 

横浜港大さん橋国際客船ターミナルの入り口でもポーズ写真。

 

 

最後に渾身の笑顔でお疲れさまでした。

 

 

またお会いできる日を楽しみにしております。ありがとうございました。
尚取材は、スタッフも含めてコロナ感染予防に細心の注意を払い、実施させていただいております。

※施設やお店の営業時間などは変更になっている場合があります。事前にお調べになってからお出かけください。

取材先一覧


協力:公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー
   横浜中華街発展会協同組合
レポート:小嶋 寛
写真:清水和成

 

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山下公園・横浜中華街
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