横浜を初めて訪れた方も、もちろんハマっ子も!横浜の歴史に触れることにより、もっと横浜が好きになる「横浜観光親善大使と巡る歴史旅 ヨコハマ再発見」!
今回は、「横浜の臨海部の新しい顔そして歴史遺産を巡る旅」をお届けします。
さあ!JR桜木町駅からスタート
旅のナビゲーターはもちろん第18代横浜観光親善大使の稲垣薫(いながきかおる)さんと首藤櫻(しゅどうさくら)さん。スマートフォンでmy route(マイルート)で検索!
二人ともレポート上手になってきましたね。
モチロン、my route(マイルート)の使い方もたくさん覚えました。
まずはじめは横浜の観光の旬を飾る「YOKOHAMA AIR CABIN」です。
日本初、世界最先端の都市型循環式ロープウェイYOKOHAMA AIR CABINは、JR桜木町駅前と新港地区の運河パークとを結び、街を高所から楽しみながら移動できる観光施設。さらに世界的な照明デザイナー石井幹子氏に駅舎やキャビンの演出照明計画の監修をお願いするなど、夜景のきれいな横浜みなとみらいに新たな彩りが添えられました!
ここは、桜木町駅のチケットカウンターです。
JR桜木町駅を出た目の前に桜木町側の乗り場はあります。
YOKOHAMA AIR CABINで新港地区の「運河パーク駅」に渡ると、よこはまコスモワールドやワールドポーターズ、ハンマーヘッド、赤レンガ倉庫など、みなとみらいを代表する観光スポットに空からの景色を楽しみながら楽に移動できます。駅舎は人に優しいバリアフリー構造で、夜になると駅舎内部はライトアップや映像による演出が行われ、昼とはまた違った表情でお客様をお迎えいたします。
さてチケットを購入。大人片道1000円(中学生以上)、子供500円(3歳~小学生)お得な往復券やコスモクロック21とのセット券もあります。
さて改札を抜けていざ出発!
キャビン内からは「汽車道」や「観覧車」など見慣れたみなとみらいの風景をこれまでとは違った目線で眺めることができます。
全キャビンはバリアフリー対応、さらに最新式バッテリーによる冷房システムや各種安全監視システム、フルカラーLEDによる演出照明など独自のノウハウと技術を結集した最先端の機能を備えています。もちろん空気の自然循環による換気システムや抗ウィルス光触媒コーティングにより感染対策もしっかりされていて、快適かつ安全!
片道630m、最高の高さ40m、8人乗り、今まで見たことのないみなとみらいの景色が広がります。
尚、この模様は、アットヨコハマ公式チャンネル「はま★リポ」でも薫さんと櫻さんがリポートしています。
さて、「YOKOHAMA AIR CABIN」に別れを告げて運河パークを歩いて、赤レンガ倉庫方面に歩いて行きましょう
ナビオス横浜の下部には吹き抜け空間があり、遊歩道として汽車道が整備されています。この吹き抜けは「絵画の絵」をモチーフにしていて、運河パーク側からは赤レンガ倉庫など「古き良き横浜」の景色が、反対の新港中央広場側からはランドマークタワーなど「新しい横浜」の景色が絵画のように見える設計となっています。
2000年に「第1回横浜・人・まち・デザイン賞」と「第45回神奈川県建築コンクール優秀賞」を受賞している、ヨコハマらしい景観です。
新港地区と馬車道をつなぐ万国橋からも、「YOKOHAMA AIR CABIN」のあたらしい景観が望めます。ちなみにキャビン数は36台あります。
今度は、プライベートで夜景を観に行きましょうね。
横浜ワールドポーターズと赤レンガ倉庫の間にある、円形の鉄の橋、新港サークルウォークにやってきました、今年4月に、エスカレーターも完備されて、横浜ハンマーヘッドやマリン&ウォークヨコハマなどにもアクセスしやすくなりました。
櫻さん(上写真手前)の感想は、「今まで新港サークルウォークを通る手段として階段しか無かったので、エスカレーターが完成したことによってとてもスムーズに利用することが出来るようになって嬉しいです!360度の景色を楽しみながら移動していただけたらと思います!」とのことです。
斬新なデザインと群を抜く美しさが魅力ですね。夜間には、独特のイルミネーションで新たな魅力が浮き出るそうです。遠方には、横浜ベイブリッジ、鶴見つばさ橋、赤レンガ倉庫、マリンタワーなど横浜を代表する建造物が見られるちょっと隠れた横浜の名所ですね。1999年、土木学会田中賞(作品賞)受賞。形式は4径間連続ループトラス、橋長は225.5mだそうです。
持ち上げるのは、ちょっと大変そう!
尚、この新港サークルウォークは、アットヨコハマ公式チャンネル「はま★リポ」でも薫さんと櫻さんが紹介しています。
ちょっと歩いて、女神橋(めがみばし)まで来ました。
2021年3月末に全面開通し、新港パークと臨港パーク間を女神橋で行き来が可能に。これまで海沿いを歩く際は途中で国際橋まで移動する必要があったので橋が完成して移動が快適になりました。階段は橋の傍に設けられ、緩やかなスロープも設けられています。階段も利用できます。
当日は、飛鳥Ⅱが新港埠頭に停泊中でした。
女神橋は、横浜市が名称の募集を行ない、265件の応募があったそうです。歩行者デッキの袂(たもと)のヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの最頂部に、国際平和のシンボルとされるブロンズの女神像「みちびき」が設置されており、歩行者デッキが横浜の発展や、そこに集う人々の幸せ、世界の平和を導くシンボルとなってほしいとの思いから選定されたそうです。
櫻さん(写真手前)の感想は「地面が滑りにくい素材になっているのでヒールでも歩きやすかったです。傾斜も緩やかなのでベビーカーや車椅子の方にも安心してご利用いただけると思います。景色もとても良いのでお散歩に最適です!」とのこと
また薫さんは「今までは移動するのに国際橋を通っていましたが、女神橋の完成により時短で結ばれとても便利になりました。新しい散歩コース、ジョギングコースとして利用している方々も多く見られました。今後、私も沢山使用しようと思います!」とのことでした。
尚、女神橋は、アットヨコハマ公式チャンネル「はま★リポ」でも二人が紹介しています。
横浜ハンマーヘッドにやってきました。ここではまず、横浜国大や横浜市立大学で都市デザインや建築などの講師をしている、秋元康幸先生に、新港の歴史の話や港の近代化についてお話を聞きました。
秋元先生は、「横浜開港の時は、輸入された荷物は、沖合の大型の船から小舟の艀(はしけ)に手作業で移し陸側の波止場に運んでいました。この作業はとても手間がかかり、港の近代化が急務となり大さん橋が建設されましたが、荷重が重い大きな倉庫やクレーンなどの構造物は桟橋の上には建てられませんでした。その後も、輸出入量が急速に拡大したことから、さらなる港の近代化が必要となり、この新港ふ頭が埋め立てられました。当時としては、今のみなとみらい21の開発と同様、新港=ニューポートとして注目を集めた最先端の築港技術だったようです。この新港ふ頭の完成によって、大きな船が直接着岸してクレーンにより重い荷物を荷下ろしして、その荷物をすぐ横の倉庫に保管することができるようになりました。赤レンガパークの中には鉄道のプラットフォームや旧税関の基礎部分の遺構が残っていますが、その鉄道にのせて輸入された荷物を日本中へ運ぶことが可能になったのです。」とわかりやすく説明してくれた。
また秋元先生は、「このクレーンは1914年に完成。イギリス製で金槌の形をしているので“ハンマーヘッドクレーン”と呼ばれて市民に親しまれました。そしてその役目が終わっても横浜の港の歴史を語ることができることを願い、象徴的なクレーンの名称が新しくできた商業施設の名称にもなったのではないか」と解説を続けてくれました。二人ともこのクレーンが、かつては50トンもの荷物を吊り上げることができ、風によっては今でも角度を変えることができることを秋元先生から教えていただき、ビックリしていました。
お腹が減りましたね、二人はハンマーヘッド/QUAYS pacific grill(キーズ パシフィックグリル)にやってきて、ちょっと遅いランチを頂くことに・・
平林店長曰く「当店はクラフトをテーマにしたニューアメリカンのレストランです。店内でクラフトマンたちが造るビール、ジン、コーヒーを味わいにいらしてください。タイミングが合えばクラフトを見学することも可能ですので、スタッフにお声がけください!!ご来店お待ちしています!」と熱いメッセージを頂いた。
レストラン2階のテラス席からは、みなとみらいの景色を一望でき、横浜港を間近に感じられることからまるで船上にいるかのような気分で食事を楽しめる。
眺めは最高!先ほど行った、女神橋も望めます
二人が頂いたのは、人気メニューの「骨付きフライドチキンオリジナル(1430円)」と「絶品!Rバーガー(1430円)」
ランチライムは、共にサラダとドリンクがセットになっています。
笑顔の素敵な、平林孝之店長大変おいしくいただきました。
また、ナンバーナインブルワリーのブリューマスター斎藤健吾さんにもクラフトビールの醸造について詳しく聞いてみた。名前の由来は、ブリュワリーのある
横浜・新港ふ頭9号岸壁が由来だそうだ。
ビールはアルコール度数が3.8%の「ハンマーヘッドエール」をはじめ、低アルコールで香りが強く何杯も飲みたくなるのが特徴。齋藤さんは、「最高のスタートドリンクを目指しています」と語る。
QUAYS Pilsnerで使用しているホップは山梨県北杜市の小林ホップ農園の国産ホップのみを使用。「農場からテーブルへ。ホップ農園からグラスへ。そんなストーリーの元に生まれたビールです」と齋藤さん。横浜の海や夜景を眺めながら今しか味わうことができない旬のビールをお楽しみください。」とのこと。
またここで蒸留したクラフトジンを飲めるのも実にうれしい。
熱心に斎藤さんの説明を聞く二人。
二人は試飲もさせていただきました。
薫さんは、「2階のテラス席からみなとみらいの街並みを眺めいただくお食事は大変贅沢でした。ジューシーでフレッシュな野菜と一緒に食べるハンバーガーはボリューム満点!
フライドチキンはサクサクとした衣に柔らかいお肉!ぺろりと完食してしまうほど美味しかったです。またここでしか飲めないビールやジンがたくさん。店内にある醸造所で丁寧に作られたお酒と共にぜひお食事を召し上がっていただきたいです。」とアピール
また櫻さんは、ビールの試飲について「とてもフルーティーな香りで、苦味もかなり少なくて美味しかったです!実はビールを飲むのは今回が初めてだったのですがこんなに苦味が無く飲みやすいビールがあるとは…!クラフトビールにハマってしまいそうです。」との発言も・・・
店長の平林さん、ブリューマスターの斎藤さん、本当にありがとうございました。
今回のショートトリップはこれにて終了です。
さあ!次はどこに行こうかな?
次回に続く
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協力:公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー
レポート:小嶋 寛
写真:清水和城