横浜を深く楽しむなら「マイルート×商店街」で出かけよう!
最初の特集は「元町商店街」
今回は元町商店街を散策!清々しい秋晴れの日、横浜駅から出発です!
電車やバスを使っての移動もいいけど、今日は海上を優雅に移動しちゃおうかな。
横浜駅東口から出航している「SEA BASS(シーバス)」に乗って、山下公園まで行きましょう。
チケット売り場でチケットを購入して、乗船前には検温も。
感染症対策がしっかり取られていながらもスムーズに乗船できました!
(最新の時刻表はSEA BASSのホームページでご確認ください。)
SEA BASS乗り場で待っていると、2020年8月に就航した新しい「SEA BASS ZERO(シーバスゼロ)」が乗り場に入港してきました!
早速SEA BASS ZEROへ乗り込みます
出発時刻になると、スタッフさんたちが手を振ってお見送りをしてくれました。行ってきま〜す!
SEA BASS ZEROの船内はとてもスタイリッシュ。天井のLEDライトは色も変わるみたいで、夕方や夜の時間帯はとてもロマンチックな雰囲気になるのでしょうね。
SEA BASS ZEROは日本初のバリアフリーの船内となっているようです。
車椅子対応のお手洗いや、車椅子スペースがゆったりとられていました。
景色が変わってきたので、デッキに出て風を感じながらみなとみらいの景色を満喫!
海側から見るみなとみらいの景色はとても新鮮です。SEA BASSは横浜駅東口から山下公園までの直行便と、みなとみらい21や赤レンガ倉庫を経由する便があります。直行便では横浜駅から山下公園まで20分で到着!
その日の予定や気分に合わせて乗船するSEA BASSを選んでみるのもいいですね。
私が乗船したSEA BASS ZEROは直行便だったので、あっという間に山下公園へ到着しました!
ちょっぴり名残惜しいので、次にSEA BASSに乗る機会があったら経由便に乗船してみようかな。
山下公園から元町商店街までは、横浜コミュニティサイクルのbaybike(ベイバイク)で移動してみようかな。
SEA BASSを降りた山下公園の中に何箇所かサイクルポートがあるみたいなので、早速マイルートで1日パスを購入!
マイルートに表示される開錠パスコードを入力して、早速出発!
(実際に利用される際には、自転車マナー・交通ルールを守ってご利用ください)
「山下公園―東」のサイクルポートから「元町・中華街駐輪場ポート」までbaybikeで移動。あっという間に元町商店街へ到着。
元町商店街は横浜のお洒落がつまった場所。ファッションの流行発信地でもありましたよね。訪れるたびに、懐かしさを感じながらも新しさも感じることのできる場所です。
元町商店街は、横浜元町ショッピングストリートと、元町クラフトマンシップ・ストリート、元町河岸通りの3つのストリートから成る商店街です。メインストリートの元町通りから山側へ曲がって汐汲坂(しおくみざか)を進んでいくと、シンプルな看板と色鮮やかなドリンクの写真を発見。kaoris(カオリズ)さんに行ってみよう~!
階段をのぼると、扉が開いていて気軽に中の様子を伺えます。
入り口のすぐ近くには紅茶の茶葉が並んでいます。タイミングよく席も空いていたので、タイル貼りの可愛い壁をバックに、店内中央のテーブルへ。
店内はテーブル席とソファ席があって、友人のお宅へ招かれたような温かい雰囲気の空間です。決して広いスペースではないのですが、キッチンからの香ばしい香りとモロッコテイストの食器や見た目も可愛らしいパンが並ぶ店内はきょろきょろしてしまって目が忙しい・・!
気になるお料理は、オーナーのkaoriさんが海外を旅しながら、シンプルで体に優しい、特別な味わいを楽しめるメニューが提供されています。
無農薬野菜を中心としたベジタブルメニューや、お肉料理などのメインディッシュと、パンとドリンクがセットになったランチセットが選べます。
せっかくなので、野菜をたっぷり使ったメニューを注文しました。
グリーンピースのフムスとたっぷりグリル野菜のプレート。
「フムス」って聞き慣れないお料理ですよね。モロッコや中東地域で親しまれているひよこ豆ペーストのお料理なのだそうです。早速食べてみるとふんわりとしていて食べたことがあるような懐かしさや、やみつきになりそうな美味しさ。パンやグリル野菜と一緒に食べると更に美味しさが広がります。
こだわりの手法でしっかりと焼き目をつけたグリル野菜は野菜の甘さや香ばしさを感じられます。ドレッシングはわさびドレッシング!野菜の香ばしさとのコラボレーションが絶品です。
ベジタブルメニューといっても、食べ応えたっぷりで満足度も高いです。体に良いものを「食べた〜!」という気持ちになりました。(フムスの内容は季節によって変わります。最新のメニューや季節のおすすめはkaorisのFacebookページ、またはお店へお問い合わせください)
Kaoriさんはお料理教室も主催されていて、毎回大盛況だそうです。私も体に優しいお料理を学びにまたお店に来てみようかな。散策してきた体に、冷たいアイスティがしみました。ごちそうさまでした。
お腹もいっぱいになったところで、また元町商店街を歩いてみましょう~。
散策していると、何か所か歩道のスペースに不思議なベンチのようなものが目に留まります。休憩スペースなのでしょうか?カーブになっていて、長椅子のような開放的な空間があちこちに。
こちらは2020年の春に完成した「元町パークレット」の一部。
大掛かりな改修工事を経て、車道の一部がこのようにゆったりと寛げるスペースに生まれ変わったのだそうです。
足を踏み入れたときに感じた、懐かしさと新しさの「新しさ」はこのリニューアルから感じられたのですね。
ちょっと足を休めてからウィンドウショッピングをしていると、元町オアシスというパウダールームを発見!元町通りから中華街方面へ一本右に曲がったところに、誰でも利用できるパウダールームがありました。
今日はSEA BASSで海風を浴びたし、ちょうどメイク直しもしたかったので立ち寄ることに。この元町オアシスはお買い物で訪れた方がより快適に過ごせるように誕生した多目的スペースです。
女性専用のパウダールームはもちろん、キッズサークルや授乳室に給湯器、オムツ替えスペースなど、パパとママが一緒に過ごせる空間で子育て世代に嬉しいスペースです。
お手洗いも綺麗で、コンセントもついているパウダールームではゆっくりメイク直しもできちゃう。訪れる人向けにこういった施設があるのはとても嬉しいですね。
ゆっくりメイク直しも済んだところで、もう少し歩いてみましょう。
元町5丁目まで歩いてみるとフェニックスアーチの手前に脇道を発見。せっかくなのでまた曲がってみようかな。
少し進むとオリーブグリーンの看板が見えてきました。
よく見ると「ナッツ専門店」という看板。
まるで森の中に突然現れた小屋のようなお店の外観です。 2018年にオープンした、ナッツ専門店のcashew tree motomachi(カシューツリーモトマチ)さんです。
外観が可愛くて店内へ足を進めると、お店の中もとても可愛らしいです。
店内には、ナッツにまつわる小物なども展示されています。
棚には馴染みのあるナッツから、珍しいナッツまでたくさんのパッケージが並んでいます。 ナッツだけではなくドライフルーツもあって、これは今日のお土産にちょうど良いかも! ナッツは健康や美容にいいと言われていて特に女性に人気ですよね。 そのまま食べるのも良いし、お菓子作りに使っても良いし、、、目移りしちゃいます。
悩んでしまったので、お店のオススメ商品を店長の石黒さんにお伺いすると「カカオダット」という商品を紹介してくださいました。
カカオダットとは、チョコレートに使用されるカカオとスーパーフードといわれるデーツの実だけを使用したナチュラルスイーツ。
なんと、お砂糖も乳脂肪分も一切使っていないスイーツなのだそうです!
オリジナルの箱に入っていて、中は真空パックになっています。
これは自分へのご褒美スイーツとしても良いかもしれません。こっそり自分に買って帰ろうかな。
チョコレートではないのに、生チョコレートのような味わい、、、そしてカリカリとした食感と自然な甘さ。とても不思議な口当たりで、ついつい癖になっちゃうスイーツです!でも、砂糖不使用だったら罪悪感を感じることなく食べることができちゃいますね!
また、カシューツリーモトマチさんのナッツ商品「ハニーナッツ」「カシューバター」と、元町の老舗フレンチレストラン霧笛楼さんの人気チョコレート菓子「横濱煉瓦」とコラボレーションしたパウンドケーキ『元町ショコラグランデ』が発売になりました。霧笛楼元町仏蘭西菓子店などで購入できるそうですよ。
(こちらはシーズン商品ですので、販売時期や場所などの詳しい情報はカシューツリーモトマチ、もしくは霧笛楼のホームページ(https://www.mutekiro.com/news/motomachi-chocolatgrande/) をご覧ください)
元町商店街では、今後もお店の歴史やジャンルの垣根を超えたコラボレーションが生まれていくような予感!
元町商店街は、安政6年の横浜開港当時に母体が誕生した161年の歴史を誇る商店街!常に変化と進化を続けている元町SS会 広報宣伝室長の三藤貴史さんに、元町商店街についてお伺いしました。
商店街独自の取り組みも歴史と共にしっかりと根付いているようで、元町専用の「エコトラック」を利用した環境に優しくて合理的な共同配送システムを平成16年より継続して行っているそうです。
取材当日も、元町ショッピングストリートのロゴがついたトラックを見かけました!ショッピングストリート単独としては国内初の取り組みなのだそうです。
また街づくり協定を設けて、訪れるお客様に快適にお過ごしいただけるように、共通ルールの元で景観に留意したり、歩道に面する店舗壁面を後退(セットバック)させて民地の一部を歩道として提供していたりされているのだとか。商店街と街の皆様と共に買い物しやすく、過ごしやすい環境作りに努めていらっしゃるんですね。
新型コロナウイルス感染症の流行で元町商店街も大きな影響を受けたと思います。
商店街としてどのような取り組みをされたのかお伺いしたところ、事態発生直後に「元町SS会として」会員店約230店舗に対し「マスクと消毒用アルコール」の提供を行い、感染防止対策に奔走されたそうです。
商店街として衛生管理は元より“安心で安全な街”として世情を垣間見ながら、お客さまに心地よくショッピングを楽しんで頂ける様に、万全の体制でお待ちしております。と三藤さんが笑顔でお話しくださいました。 貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
今日は、元町商店街の「温故知新」を体験しました。いつもはチャーミングセールやクリスマスイルミネーションなどのイベントの時期に訪れていたけれど、こうしてゆっくりと商店街を散策してみたのは初めてだったかもしれません。じっくり過ごせば過ごすほど新しい発見がありますね。
さて、休憩しながらショッピングストリートをあちこち散策していたらちょうどティータイム・・ちょっと甘いものが味わえるカフェはないかな〜。
カフェや喫茶店がたくさんあるから決め兼ねているうちに元町1丁目まで戻ってきちゃいました。ふと見上げると、「しょうゆきゃふぇ」というひらがなの看板が2階に見えます。醤油?カフェ?一体なんだろう?と近づくと、鳥のマークの看板が。そこには“元祖 生プリン”の文字・・。
生プリンとは?生チョコレートみたいなものなのかな?気になるのでお店へ入ってみましょう!お店の中はテーブル席がいくつか並んだシンプルな空間。
窓際の席には日差しがたくさん降り注いで気持ちよさそう。
お店の方にオススメを聞くと「元祖 生プリン」がオススメとのこと。メニューの写真からとても気になる「生プリン」・・・楽しみに待っていると・・・
あれ?卵が無い・・・これはただのクレームブリュレ?
なんて思っていたら、黄色い鳥(コッコちゃん)の中に新鮮な黄身が入っていてそっと上から押して生み落としてあげるのだそうです。
レッツ、チャレンジ・・・うまくいくかな?
ちょうど真ん中に落ちてくれました!ちょっとドキドキしたけど楽しい・・・!
煮詰め具合にこだわったキャラメルソースと、黄身と白いクリームを混ぜて口の中に入れると、ふんわり溶ける滑らかなプリンが口の中で完成します・・・。じっくり味わいたいけど、すぐとろけてしまう。これは是非一度は体験してもらいたい“体感型プリン”です。
メニューは季節に合わせた限定メニューもあるのでお友達とシェアして味わうのも良いですね。
また、こちらのしょうゆきゃふぇさんのもう一つの看板メニューがしょうゆパン。しょうゆパンに三浦のしらすを惜しげもなく合わせたサンドイッチメニューや、フレンチレストランが姉妹店だからこその絶品ランチメニューなど、スイーツだけではなくお食事メニューも魅力的です。
ランチにショッピングにティータイムまで、1日じっくりと元町商店街を満喫できて気持ちもお腹も満足!
ここから横浜駅までは山下町のバス停から「BAYSIDE BLUE」で横浜駅改札口前まで帰ろう〜。
BAYSIDE BLUEは、2020年7月に運行がスタートした横浜市交通局の連節バスです。横浜駅東口から山下ふ頭までの海沿いの観光スポットを結ぶルートで運行しています。マットメタリックブルーのデザインが横浜の街並みに映えますね!
近隣エリアの施設やお店で特典サービスが受けられる、このBAYSIDE BLUEをはじめ横浜ベイエリアの市営地下鉄、市営バスが1日乗り放題の乗車券「みなとぶらりチケット」はマイルートアプリから購入することができます。
次回はどこの商店街にお出かけしようかな。
※お店の営業時間などは事前の予告なしに変更になっている場合があります。
事前にお調べになってからお出かけください。
・写真と文 横浜DMC(YDMS株式会社)