マームとジプシーは2013〜14年、18年と小説家・詩人の川上未映子との共同作業を継続して行なってきた。7年ぶりにこのプロジェクトが再始動する。2018年3月に短編小説として発表された「ウィステリアと三人の女たち」を藤田が演劇的視点から捉え直し、上演台本と演出を手がける。豊かな質感で紡がれた小説の中の言葉が、青柳いづみの声と身体を通し、実際の熱を帯びた音として響く空間に期待しよう。